Original:2004/03/14
Last Update:
Japanese text only
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製品名:セイコーマチックウィークデーター
キャリバーNo:6218C(35石) 略称:MAWK 製造開始(セイコー社資料より):1966年1月 最古確認個体:1966年6月 最新確認個体:1968年8月 |
SEIKOウォッチ今月のニューモデル(SEIKOセールス1966年1月より)
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特殊強化無機ガラス HARDLEX(ハードレックス)を採用したニューモデル発売のお知らせ セイコーでは、無機ガラスの短所を充分おぎない、しかも長所を最大限いかすよう研究を重ね、このほど、特殊強化無機ガラス<ハードレックス>の量産に成功いたしました。 特殊強化無機ガラス付ウォッチのセールスポイントは… ●特殊強化処理により従来の製品より遥かに丈夫な無機ガラスを採用していますので安心してご使用いただけます。 ●硬度が非常に高いので通常のご使用ではキズがつく心配がなく、いつまでも美しさを失いません。 ●クールなタッチの引きしまったデザインです。 ●透明度が高く、文字板が明るく見易いのが特徴です。 |
6218−8950の製造終了時期は、1966年10月頃と推測しています。
その根拠は、1966年セイコーウォッチカタログNo.1(1966.7)に掲載されていたのが、次の1966年セイコーウォッチカタログNo.2
(1966.12)には掲載されていないからです。
その1966年セイコーウォッチカタログNo.1増補版(1966.9?)に新たに掲載されているのが、この6218−8000です。
1.ケース
6218−8950のベゼルなしケース、テンションリング付き風防に対して、こちらはベゼル有り3ピース仕様のケースにハードレックスガラス
(特殊強化無機ガラス)風防となっている。
シチズンの「クリスタルセブン」への対抗意識があったのかも?。
2.文字板
文字板デザインのバリエーションは無いと思われる。黒文字板を確認。
6時上のロゴ「SEIKOMATIC」は、ブロック体になっている。
ケース番号
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材質
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画像
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6218-8000
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SS/SS
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ケースシリアル:1966年7月
文字板No:6218−8000T AD 機械:6218C/35石 |
ケースシリアル:1966年9月
文字板No:6218−8000T AD 機械:6218C/35石 |
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短く細身の秒針が特徴で、秒針の先端がインデックスの内側にシンクロするこだわりのデザイン。
貴重なオリジナルSSブレス付き。 |
マチックの黒文字板は6206ウィークデーターや、83系で時々見かけるが、これはその中でもかなりカッコイイ部類のデザイン。
これもオリジナルはSSブレス付きで、現代でも通用するデザイン。 |
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製品名:セイコーマチックウィークデーター ケースNo:6218−8010 キャリバーNo:6218B、C(35石) 略称:MAWK 製造開始(セイコー社資料から推定):1966年9月 最古確認個体:1966年11月 最新確認個体:1967年4月 |
6218−8971のSSケース製造終了時期は、1966年10月頃と推測しています。
その根拠は、1966年セイコーウォッチカタログNo.1(1966.7)に掲載されていたのが、次の1966年セイコーウォッチカタログNo.2
(1966.12)には掲載されていません。(GC、SGPケースは継続して掲載されています。)
(ちなみに、現在確認できている6218−8971の最終個体裏蓋シリアルNoは「1966年4月」です。)
その1966年セイコーウォッチカタログNo.2(1966.12)に新たに掲載されているのが、この8010です。
やはり、6時上の曜日フルスペル(MONDAY)表示を好まれる方もいらっしゃったのでしょうか?
曜日の省略表示(MON)では、火曜日(TUE)と木曜日(THU)を誤認してしまうという懸念が有ったのかも知れません。
1.ケース
6218−8971のベゼルなしケース、テンションリング付き風防に対して、こちらはベゼル有り3ピース仕様のケースとなっている。
1967年頃の製品から、裏蓋の「イルカ」刻印が「SEIKO」に移行している。
2.文字板
文字板バリエーションは無いと思われる。
6時上のロゴ「SEIKOMATIC」は、ブロック体になっている。
長短針の中央部、インデックスに黒い線が入っており、近代的な印象を受ける。
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コダワリの6時上曜日窓
(多面カット仕上げが施されている) |