6218−8960

Original:07.6.2
Last Update:07.6.2
Japanese text only

ケースNo:6218−8960

ケース前面/裏蓋:18K

ケースシリアル:1964年9月

文字板No:6218−8960T

機械:6218A/35石

セイコー社資料の「外装部品セット表」などには記載されていた
ものの、現物が確認できなかった18K側製品。
この度、zensuga氏の御厚意により画像を御提供いただきました。

驚くべきことに、文字板には「コママーク」も「Seikomatic」
のロゴマークも無く「Weekdater」「DIASHOCK 35 JEWELS」
のみなのである。
長短針も、GCケースモデルやグランドセイコーと同じ形状の針
である。

文字板にペットネームの表示が無いことについて、45グランド
セイコー天文台クロノメーターという特別調整品の文字板には
「GS」のロゴマークが無く「ASTRONOMICAL OBSERVATORY
CHRONOMETER OFFICIALLY CERTIFIED」と第二精工舎マーク
のみである。裏蓋にも「GS」の刻印は無い。

4520天文台クロノメーター

グランドセイコーをも超越した存在ということなのであろうか?
それと同様に、この6218−8960の18K側製品はセイコ
ーマチックの枠に留まらない「Weekdater」の最高級製品として
世に送りだされたものなのであろう。

裏蓋にも「Seikomatic」のロゴマークや「イルカマーク」が無い。
ケース裏蓋シリアル(1964年9月)から、6218の発売初期(1964年9月)に製造されたことが判る。
ケース形状はウィークデーター400の、408980および、6206の初期製品6206−8980と酷似している。
408980
6206−8980

ちなみに、これら3製品(408980、6206−8980、6218−8960)の外装部品の風防ガラス、リューズ、裏蓋パッキン番号は同一である。

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